前回の記事では、はじめてのお灸で知っておきたい基本と、使いやすいツボをご紹介しました。今回はさらに詳しく、お灸の種類や温熱レベルの選び方、自宅で安全に楽しむ方法を解説します。
台座灸の種類と温度の違い
台座灸には、温度の異なるさまざまな種類があります。初めて使う場合は低温タイプから試すのがおすすめです。薬局でも手に入りやすいのは、せんねん灸オフ ソフトきゅう 竹生島です。

その他にも、いろいろな香りの楽しめる「はじめてのお灸」シリーズなどもあります。「もぐさ」の香りに「くだもの」「はな」「緑茶」「香木」の香りを楽しみながらリラックスできるのが魅力です。また、「はじめてのお灸」シリーズには、台座に和紙とくぼみが付いており、肌に当たる温度がおだやかになるような工夫がされているので安心して使えます。

POINT:煙が出るため、換気扇を回すか窓を開けて換気しながら使用してください。台所やふろ場、洗面所などがおすすめです。
煙の少ないタイプのお灸
煙の少ないタイプは「ソフト」「レギュラー」「ハード」の3種類があります。もぐさを炭化して作られているため、火がつきにくいのが特徴です。また、煙の出るタイプのお灸より温熱レベルが高いので、ここではソフトとハードの二種類をご紹介します。
火をつけると少しずつ先端が白くなります。火がついたかどうかわかりにくい場合は、軽く息を吹きかけるとオレンジ色に着火している様子が確認できます。徐々に燃えていきますので、確認できたらツボに貼りましょう。

ライターやろうそくを使った着火の工夫
何個もお灸に火を付ける場合には、ろうそくを使うと便利です。特に、煙の出ないタイプせんねん灸「奇跡」は、もぐさを炭化しているため火がつくまでに時間がかかります。火が付くまでライターを押していないといけないので、指が痛くなることがあります。
指に貼ったお灸の先端をろうそくの火に近づけて着火します。火傷に注意しながら行いましょう。

注意:
お灸の先端は高温になるので、指からお灸を剥がすとき、必ず台座の方を持って少しひねりながらはがしてくだい。
温熱レベルの選び方
せんねん灸では温熱レベルを5段階で表示しています。標準的な温熱レベルは「2」です。温熱の感じ方は、
- 体質
- お肌の状態
- お灸する部位
- 日々の体調や天気
によって変わります。「温かく」「心地よい」と感じるレベルを選びましょう。

MEMO:最初は温熱レベル1から始めると安心です。少しずつ慣れてきたら、お灸する部位によって温熱レベルを変えて使い分けするとより効果的です。
まとめ
お灸には種類や温熱レベルの違いがあり、初心者でも自分に合った方法で安全に楽しめます。低温タイプから始めて、自分に心地よい温熱レベルを選んだり、場所によって温熱レベルを変えたり、気分によって香りを取り入れたりすることで、リラックス効果と共に体調管理のサポートになります。前回の記事と合わせて、ぜひ自宅でセルフケアを取り入れてみてください。
この記事を書いた人
鍼灸師としての経験を活かし、 体に負担をかけないやさしいセルフケアをお伝えしています。

