夜遅く塾から帰ってきた受験生。布団に入っても眠れないとき、親がそっと手を添えるだけで、子どもの心と体がやわらぎます。夜は親も疲れているので、5分間の親子時間と決めておけば負担なく続けられます。短時間でも効果は抜群です。

こんな方におすすめ
・塾帰りで頭が冴えて眠れない受験生のケアをしたい
・夜の短時間でできる心と体のリラックス法を知りたい
・子どもと向き合う時間を大切にしたい
◆受験生が眠れない原因と夜の心身の状態
塾帰りの受験生は、夜でも頭が熱を持ち、眠りにくいことがあります。日中のストレスやスマホの光も交感神経を優位にして、頭の緊張を高めます。

◆親が子どもにできる夜の簡単マッサージ
ステップ1:手を温めて頭頂部を包み込む
両手をこすって温めたら、子どもの頭頂部(百会あたり)をそっと包み込みます。手のぬくもりが伝わり、安心して心が落ち着きます。
ステップ2:おでこから後頭部へ、指を這わせる
指先でおでこの生え際から後頭部に向かって、髪の毛の間を指も使って這わせるようにやさしくなでます。押すよりも流すイメージで、1分ほど行うと頭の熱が下がり、眠りやすくなります。
ステップ3:耳もマッサージ
耳全体をやさしく上下に引っ張り、耳の長い部分も後ろへゆっくり伸ばします。最後に両手で耳全体を包み、円を描くようにやさしく回します。副交感神経を整え、眠る準備を促す効果があります。慣れてきたら少し強めに引っ張るとストレス解消につながります。

◆眠る前のおすすめ習慣
・就寝30分前に行う
・寝る準備をしたら、照明を落としてそのまま眠れるように
・アロマを香らせる(ラベンダーを一滴ティッシュぺ^パーに垂らして枕元へ置くのがおすすめ)
・スマホやゲームは寝室に持ち込まない
・白湯で体を温める良いが、氷が入っていないカフェインレスの飲み物で水分補給できていればOK
・寒い時期は、あんかや湯たんぽなどで布団を温めて
◆まとめ
受験生の夜は頭が冴えて緊張が高まりやすいものです。「おつかれさま」「今日もよく頑張ったね」の気持ちを手のぬくもりで伝えるだけでも、眠りの質が少しずつ改善します。毎日の5分が、子どもの心にかけがえのない安心感を残します。
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