最近、食べる量は変化していないのにやせない。お腹がぷよぷよしてきて体のラインが出やすい薄手のTシャツが着れなくなってきた・・・
「運動しなきゃ」と思っても、ハードな筋トレやランニングはハードルが高すぎるし時間もないし……。更年期だから仕方ないのかな。。
そんなときにおすすめなのが、「息を吐く」ことに意識を向けた“ながら運動”です。
忙しい日々の中、家事をしながら、歯を磨きながら、テレビを見ながらでもできる、
体と心にやさしい腹筋トレーニングを今日はご紹介します。
息を吐いてお腹を鍛える「ながら腹筋」
🔸 なぜ“吐く”だけで腹筋が鍛えられるの?
呼吸には「横隔膜」という筋肉が関係しています。
息をしっかり吐くことで、お腹の深部にあるインナーマッスル(腹横筋)が自然と使われます。
この腹横筋は、体幹を支える大事な筋肉で、ぽっこりお腹の予防や腰痛の改善にも効果的なんです。
🔸 やり方:椅子に座ってできる「息吐きながら腹筋」
<準備>
背もたれのある椅子に、浅く腰かけて背筋を伸ばします
肩の力は抜き、手はお腹の上へ
<やってみよう>
鼻から軽く息を吸う(ふくらませすぎなくてOK)
ゆっくり口からフーッと吐く(5〜10秒くらい)
吐きながら「お腹がぺたんと凹む」のを感じる
吐ききったら、そのまま数秒キープ
自然に息を吸って、リラックス
これを1日3セットから始めてみてください。
🔸 ポイントと注意点
お腹を力で「押し込む」のではなく、自然にへこむ感覚を大切に
体調が悪い日は無理しない
毎日の「歯磨きタイム」や「お風呂あがり」などとセットにすると習慣化しやすいです
まとめ:がんばらなくても、体は変わる
更年期は体力も気力も揺らぎやすい時期。
でも、だからこそ「がんばらないでできる習慣」がとても大切です。
今回ご紹介した呼吸を使った“ながら運動”は、腹筋だけでなく、
自律神経を整える効果や、リラックスにもつながるやさしい運動です。
まずは1日1回、「フーッ」と息を吐くところから。
わざわざ座らなくても大丈夫です。立ちながらの方が気軽に始められるかもしれません。
自分をいたわる第一歩として、ぜひ今日から始めてみてくださいね。